<ご先祖様のお遣いが来た!>

お盆休みを利用して観光に訪れ、記念撮影に余念がない観瀑台のギャラリーの邪魔をするように
滝つぼ前でロッドを振る・・・・。

そうです。
ココは湯川。
午後券を購入して、1時半過ぎから釣りはじめたAsutrum。
いつもどおり、本日も滝下の流れから、ブルンブルンとブルックトラウトを抜き上げては、浅瀬でギャラリーに見せびらかすようにサカナを横たえて、写真撮影しています。


そんな中、いきなりビカッ!!と閃光が走りました。
すわッ!! カミナリかッ!!
クビをもたげて、周囲をキョロ(・・ )( ・・)キョロ
耳をすませて雷鳴を聞き取ろうとしますが、滝つぼに轟く水の音しか聞こえません。
そのうち、アチコチからピカッピカッ・・・・。
カメラのフラッシュが、あちらこちらで焚かれてるのでした。
それも、それらのカメラが、なんだかワタシの方向を向いてるような気がします。
σ(^_^;)はてな?
被写体になってると分かったAstrum・・・緊張気味にサカナの口からフックを外して
リリースのためにスクッと立ち上がりました。

そのとき突然、左目の端っこに動く影が・・・・。
ドキッ!!としながらよく見ると、カモ、カモ、“ヘ( ̄- ̄ )カモ〜ン♪

な〜ぁんだ。。。
被写体はキミたちだったのネ(・_・;)  キンチョーしてソンした。。。


見事な擬態ですな〜ぁ。。。

気を取り直して、滝つぼにビーズヘッドニンフを放り込みます。
5投目くらいに、マーカーにおかしな反応が・・・。
ピクピクッと動いて、ズ・ズ・ズィ〜ッと沈み込みました。
すかさずアワセをくれたAstrum。
ロッドにズッシリとした重さと、ガクンガクン、ブルブルッという反応。
おりょッ(ノ゚听)ノびっくり!! なんか、デカくね・・・?

それでも、大した抵抗も無く、6Xのティペット頼みで強引に寄せてきてネットイン。
ギャラリーからは、「うわぁ、おおきいねぇ。。。」「おおッ!! デカイよ、アレ。。」との驚嘆の声が上がります。
丸々と太った鯉みたいな魚体。
体側のパーマークらしきものも見当たらない鉛色のサカナです。
なんだべ(・ω・)?

岸辺に移動して、ネットから出てきたサカナを眺めます。。。
あ、あ、あ、あなた、、、、もしかして・・・・。
山本リンダの「狙い撃ち」とか、由紀さおりの「夜明けのスキャット」
ZOOの「Choo Choo Train」の最後のコーラスに出てくる。。。
うぅ〜らら う〜らら うらうらでぇ
う〜うううう〜 う〜うううう〜
う〜うううッうう うッううッう
・・・・の、アノ方では????

がびょ〜ん!!
なんちゅうデカさの「う」さまなんでしょ。。。。32cmもあるべヨ!!
ホンマに鯉が釣れたと思ったのにから〜ぁ。
東京海洋大学客員教授の「さかなクン」に鑑定してもらうニダ( ̄Д ̄;;

このアングルで見ると、間違いなく「う」以外の何者でもないと確信しますな〜ぁ。。。

滝つぼの中から、もう1匹25cmくらいのイワナブルックを引き出したAstrum。

湯滝レストハウスのシャッターが閉まる音とともに、竿をたたんでクルマに戻りました。

盂蘭盆会の14日。
ご先祖様から遣わされた巨大う様は、いったいワタシにナニを伝えたかったのでしょう?
ご先祖様の供養そっちのけで、フライフィッシングに興じるAstrumへの戒めか?
はたまた、日頃多忙を極めるAstrumへの、ウケ狙いのご褒美だったのでしょうか?


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