朝ゆっくり目が覚めて「今日は母の日なんで温泉でも行くか?」とニョーボに訊いたら、「月曜日の仕事の準備があるからやめとく…」との返事。 実はその辺りは折り込み済み。 すかさず「なら、オレ釣りに行ってくるわ…」と言って、いかにも残念そうな素振りを見せながらイソイソと 自宅を後にしました。 当然、行き先も決まってます。箒川C&R区間。 過去2回の釣行の際は、あまりの強風で一度は1時間で撤退。二度目は断念。 今回が、三度目の正直…と思っていたら・・・西那須野塩原IC手前の高速の吹流しは真横にはためいてます。 ・・・・イヤな予感。。。 で、塩原温泉の駐車場に着いてみると・・・やっぱり。。。 Astrumは、那須方面では風オトコだったということが、よぉ〜くわかりました。 それでも、せっかく来たんだから・・・と思い、遊漁券を買って川に立ちました。 それにしてもスゴイ風。 瞬間最大風速葉20m/secくらいありそうです。 水面から水しぶきが上がり、繰り出したラインを手元にキャッチするのもひと苦労。 背中に背負ったランディングネットが吹き上がり、ワイヤーが伸びて前面に回って、ネットがAstrumの顔面に右フックのように叩きつけられます。 「イテェじゃねーか!!」 川上、川下を見渡しても、釣り人の姿はナシ。。。 こんな強風の中で釣りをしてるのは、キ印のAstrumσ(・_・;).だけ・・・ということになりますな。 とりあえずニンフを付けてのウキ釣りしかないね・・・と思ってニンフのケースを出してきたところで 「しまった!! ガン玉ケース忘れた!!Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン」 テンションだだ下がりです。 しかたなく、デカビースヘッドのニンフを結んでキャストしますが、狙ったところの5m風下に着水し、ライン自体が風に煽られてマーカーが浮き上がって空中をただよってます。 やる気を無くし惰性で20回ほど打ち返したところで、ビュワーンと強風!! 身体が、あやうく川の中に飛ばされそうになります。 やべ、やべ。。。 ウキとフライは何処行った?・・・とロッドを煽った瞬間、ブルブルブルルン!! ロッドのしなりとともに、水中でサカナが反転する姿が・・・。 ありゃッ、外れた。。。 「サカナ、いるじゃん!!」 ガッチャン★★★ (Astrumの釣欲スイッチが入った音) 俄然やる気が出てきました。 フライが浮き上がらないように強風の合間を縫ってキャストしたら、マーカーがじんわり川上に 引っ張られます。 すかさず合わせをくれると、5番ロッドがグゥイーンと弧を描きました。 ナメ床の石の上に引きずり上げたのは、45cmくらいのニジマス。 Astrum、ニンマリ。 この場所で、大小4匹のニジマスをキャッチ。 しかし、その後が続かない。 どうやらフライにスレるのも早いみたい。 その後、上流、下流と歩き回ってポツポツ釣り上げ、気がついたらもう時間は4時。 チョッと物足りないな〜ぁ。。。と思っていたら、この強風の中でライズしているサカナがいます。 水面ではムシも飛んでいるような感じ。 さっそくエルクヘアーの#18にフライをチェンジ。 何度かの合わせミスの中で、フライをくわえるサカナに出会いました。 サイズは小さいものの丸々としたヤマメ。 そしてドライフライへの最後のアタックはリッパなサイズのイワナでした。 これで満足度85%。 沈めて8匹、ドライで4匹。この風の中では、ワタシ的には十分な釣果となりました。 駐車場で助手席のドアを開け、持ち歩いていたタバコと千円札一枚を座席シートの上に置き、サンダルを地面に置いてウェイダーを脱ぎ始めたAstrum。 その瞬間、とんでもない強風!! Astrumのサンダルが、コロコロコロを転がって・・・・ 「ギャーッ!! サンダルの片方が〜〜〜!!ヽ(゚ロ゚; )ギャアア!!」 と思った瞬間、そのサンダルの横を舞い上がって飛んでいく紙切れ??? 「どひゃーぁ!! 千円札。。。。ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!!!」 それと同時にサンダルを追い越していく青いパッケージのメビウス6mg。。。 「ありゃ〜ぁ。。。タバコよ、お前もか・・・_| ̄|○ ガクッ!」 お〜い!! おーい!! ・・・・虚しい叫び。。。 どなたか、もみじ谷大吊橋のあたりでサンダル片方と、千円札一枚と、メビウス6ミリの残り7本入りくらいのを拾われた方、イドバタ空間までご連絡を・・・(*_ _)ペコリ 追加料金1000円分を箒川に支払ったAstrum. 冷えきって疲れ果てた心と身体を癒すべく、塩原グリーンビレッジ温泉に向かったのは 言うまでもありません。
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