過去最大の危機発生!!

 先日、#22のドングリナットウでヤマメを仕留めた事がキッカケで、にわかに#22・#24のフライを巻き始めました。 まったくゲンキンなものです。根が単純な反面、AB型二重人格を備える私の場合、こういうときは何故かお調子者のB型の血が騒ぎ、釣れた実績のあるフライを集中的に巻いてしまいます。これも不治の病の自覚症状の一部なのでしょうネ。

 でも、#24ともなると、使えそうなフライは3個に1個です。自分の手先の不器用さが恨めしくなります。それでも、こらえ性の無い私にしてはめずらしく12個のフライを巻きました。

 いい加減に飽きて来たので、タイイングテキストを眺めて、違うフライにトライする事にしました。目をつけたのは、夏渓流必携となっているハードシェルアントというアリンコフライです。

 針をセットし、下巻き後ボディ後部のふくらみを巻きます。初めてにしては、我ながら上出来です。テキストによると、これにヘッドセメントを3回乾かしながら重ね塗りすることになっています。でも、B型の血が騒いでいるので、A型の慎重さが姿を消しています。
「そんなめんどくさい事するんなら、アロンアルファーで一発だぜぃ!!」ということで、瞬間接着剤を一回塗りました。接着剤が乾くまでコーヒーブレイクをとって、2回目を塗り始めます。でも、今度は接着剤の塗り出し口が固まってしまい、液が出てきません。

 なかなか出てこないのに業を煮やした私は、チューブの中ほどを強く押しました。ドッヒャーッ・・・・ドバッと出てきました。接着液は針を伝ってバイスの先端部に流れ出し、針先から下に垂れた液は、そこに置いてあった5センチ四方のエルクの毛の上にポタポタと落ちてしまいました。大変です。大事なエルクの毛が超合金の毛玉に変りつつあります。「なんてこったーぁッ!!」 エルクの毛の被害を最小限に食い止めようとアセってティッシュをあてがい、効果が無さそうなのを見て、台所から濡れた台布巾を持ってきました。でも遅すぎました。固まったヘアーを取り除いたエルクの皮は見事な十円ハゲが出来てしまいました。
←エルクとコックハックルの塊
  気を取り直してよく見るとアントボディの針の方は、接着剤が適度な厚さで塗られて、なかなかの光沢です。次のボディーを巻こうとバイスのレバーに手をかけました。・・・・??? 開きません。バイスの先端が・・・・・・・(^_^;)?  (・_・;) (;_;)
 象とブルドーザーが綱引きしても剥がれない接着剤です。なぜそのような事態になってしまったのか、放心状態の中で無意識のうちに悟りました。

 それでも何度かやっているうちに、なんとか機能を取り戻しました。ホッとしました。バイスの溝を待針やマイナスドライバーの先端で擦って、固まった接着剤を取り除きました。
 でも、後遺症が残りました。バイスの先端に隙間ができて、#20以下のサイズの針を挟んでも使い物にならなくなりました。
← バイスの先端に隙間が・・・・。
←針を挟んだら、この通り。=私の下半身と同じ状態に・・・・。

今日の教訓・・・・「気をつけよう。その三滴が命取り!!」


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