出現!! Pro.VISE

 今日は、疲れました。クタクタです。
 先日、170万円相当の品物を納入した、某企業。本日10:00をもって民事再生法の申請が通り、弁護士管轄下に置かれるとの情報が入りました。
 情報が入った時点で、蒼くなりました。直ぐにトラックを運転して、某企業に向います。
 幸い、門は閉じてなく、担当者と折衝の上、製品を引き取ってきました。不良在庫が増えてしまいましたが、被害をなんとか最小限に食い止めました。ドッと疲れました。

 それにしても、一寸先は闇・・・の世の中ですねぇ。明日は我が身・・・の心境です。

 夕方、暑さと疲れで憔悴しきっている所に、師匠からMailが入りました。「いつもの水戸南FAに様子を見に行きませんか?」
 こういうときでも、釣りに行くとなると、途端に腰が軽くなります。さっきまで、疲れからくる腰痛に顔をしかめていたくせに・・・。残務を整理して、直ぐに向いました。

 師匠と合流し、師匠にいいところを見せようと早々にフライを投げ入れます。
 でも、ドライには、全然反応がありません。私には・・・。 向こう側では、バシャバシャ音がしてます。師匠の竿先で・・・・。

 たまらず、師匠に魚の活性の状況判断についての教えを乞います。
「水面直下に沈めてやれば、すぐに口を使うよッ」とのこと。
 しかし、ドライフライを水面直下に沈めるような高等技術は持ち合わせていません。仕方が無いので、ビーズヘッドニンフを流れに任せて沈めてみます。
 やっぱりイマイチ反応がありません。いつもお友達のデヴなハヤ以外は・・・。
 そこで、TM○社のテープタイプマーカーを、フックの30cm上に付けてキャストします。
 例によって、マーカーには盛んにライズ。バシッと合わせると、運の悪い不幸なニジマスが見事にスレてかかってきます。特有の引きを存分に味わいました。4匹は確実に、心と体にビーズヘッドニンフに対するトラウマを与えました。次に、黒系のヘアーズイアーに変えたら、素直な優等生のニジマス君が口でくわえ始めました。
 三匹ほど釣ったところで、時間となり納竿しましたが、今日は、何といっても師匠の状況分析に驚愕しました。私も少し開眼したような気がします。

 帰り際に、師匠が、「チョッと渡したいものがあるんだけど・・・・」と、車の方に誘われました。「こりゃぁ、きっと里帰りされた際の山形名物・・・山寺ネコ饅頭、または、天童王将饅頭(そんなモン無いカナ?)をいただけるのかナ???」と思って、差し出されたブリタニカ大百科事典サイズの紙袋を受け取ります。
 ???予想に反して、ズッシリとした重さです。重さもブリタニカです。

 「バイス、これ使ってください。」と、さりげない口調の師匠。

 この場合慎み深い日本人なら、「滅相も無い・・・」と固く固辞するのが当たり前なんですが、節操の無い軽薄短小の代表みたいな私は「エーッ、ホントに頂いていいんですかぁ。。。」と言いながら、しっかり手を出してノーテンキに頂戴してしまいました。


 中を開けてみると、まるっきり未使用の時価ン万円のバイス。なんといっても、ただのバイスではありません。「プロバイス」です。「プロ」が付いてます。目をつぶって巻いても、ハロップおじさんのようなエキスパートでマニアックなフライが巻けそうです。   
ヽ(^O^)ノ !(^^)!  v(^_^)v

 師匠の暖かく慈悲深いご好意に、深く感謝です。師匠の家のある北東方面には足を向けて寝ないように布団の向きをチェックしなければなりません。

 さっそくマキマキして、来るべき禁漁直前駆け込み釣行に備えます。

 明日の夕方には、新しい相棒の日産「おサファリ」も納車されます。そのため、おそらく4日後の木曜日には禁断症状がピークを迎えると思われます。自宅の湯船を渓魚が走る幻覚症状があらわれ、発作の周期が短くなり、金曜の夜には手がつけられない状況に陥るでしょう。

今日は一日、ストレスと疲れ、そして嬉しさとワクワク感が一気に訪れた、めまぐるしい一日でした。


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