鄙の釣り場「いしぼっこ」

 ずーっとのびのびになっていたUQQKAが取れました。
そこで、朝ゆっくり起きて、前々から行ってみたいと思っていた「石掘湖」に車を向けました。

 茨城県内にある管理釣り場を通り過ぎ、福島県に入ります。こんな山奥にオフシーズンの平日に釣りに来るヤツなんて、ほとんどいないでしょう。着いてみたら、予想通り誰もいません。でも、管理人さんもいません。もしかして閉鎖中・・・・と不安になりながら管理事務所・・・・というより管理小屋を覗くと、表に「すぐ来ますので、勝手に釣ってて下さい。」という看板がありました。

 それなら・・・ということで、先を争って場所取りをして、タックルの準備をして、われ先に・・・とエルクヘアーカディス#18を付けてキャストします。

 「石掘湖」・・・・「いしぼっこ」と読むようです。自然に出来た山間の池を利用してイワナとヤマメとニジマスを放流しているという感じの「未管理釣り場」という雰囲気です。温泉でいうなら、鄙びたランプの宿というところでしょうか。とってもAstrum好みの釣り場です。




 今日は曇り空で気温も低いので、キャストした竿を岩の上に放り投げて、管理小屋の前で見かけた自動販売機に熱いコーヒーを買いに行きます。でも、ランプの宿的未管理釣り場には、電気が来ていません。当然自販機は100円玉を入れても、むなしく下から落ちてきます。

 しかたなく、場所取りした岩の所に戻ってみると、竿が岩から滑り落ちて池の中に突っ込みかけています。
「ありゃりゃ。。。大変。。。」と竿を持ち上げると、釣れてました。ニジマスが・・・・。
さすが、オートフッキング機能標準装備のコータック社謹製赤札ロッドです。1投目から「蝉丸」突破です。

 湖面では、ポツポツとライズがあります。魚が見えます。小さい魚が浮き上がってきて、ユスリカを捕食しているようです。事前情報で聞いていたイワナに違いありません。魚が見えてしまうと、どうしてもあれを狙いたくなります。2ヶ月前、川治のC&R区間でミッジでの釣りに苦しんだ教訓で、9Xと10Xのティペットは用意してあります。カディスでの反応がイマイチのため、9Xのティペットに#22のドングリナットウを付けて狙うことにしました。

 さっそくアタックがあるのですが、ティペットのサイズと竿の固さのバランスが悪いのか、合わせ切れの連続です。
 合わせのタイミングと強さが分かってきたら、ポツポツ釣れ始めました。
 石掘の湖のごまっとう:後藤まきちゃん、松浦あやちゃん、藤本みきちゃんは、三匹ともナットウが好きみたいです。

  

      元気な「まきちゃん」 ・ お腹のラインがきれいな「あやちゃん」 ・ ちょっと色っぽくお化粧している「みきちゃん」

 あとからやってきた管理人のおばちゃんに暖かい缶コーヒーとカップヌードルを頼み、暖炉にあたりながら出たり入ったりの釣りで、夕暮れまでの4時間過ごして、イワナ・ニジマスの計7匹の釣果に恵まれました。この釣り場の魚は、サイズは小さいけど、コンディションが良くて魚体がとてもきれいです。訂正・・・腕の悪いビギナーのAstrumには、小さいのしか釣れなかったのです。きっと大きな魚も隠れているはずです。シンキングの釣りとか上級者なら、ヤマメやデカイ虹鱒もかかってくれるのだと思います。

 晩秋に訪れた山間の鄙びた未管理釣り場を貸し切ってのフライフィッシング。とても楽しい一日になりました。


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