2003年釣り初め

 土曜日で、巷では三連休といわれているのに、今日は出勤日です。
 それも、恒例のウルトラ会議があります。社員は朝からピリピリしています。

 それにしてもいいお天気です。ウルトラ会議も、ちょっとトーンが下がりがちです。緊張と睡魔との格闘でグッタリした会議が終わると、戸締り担当の私は、居残っている連中を早く帰るように急かせます。

 午後6時過ぎには、全員を無理やり帰して、やってきました。水戸南フィッシングエリア。

 記念すべき2003年の初釣行です。当然、蝉丸は許されません。
 来る途中から、今日は徹底的にドライにこだわった釣りで、魚を仕留めようと考えてやってきました。当たり前です。シンキングのタックルなんか、持ってないんですから・・・・。

 受付の人に活性を聞きます。「今日は60人くらい入場者がありましたから、かなりプレッシャー高いですヨ。魚は中層より下に沈み気味です。」とのこと。釣りをする時間は、1時間半しかありません。アセって支度をします。でもこういうときに限ってティペットが絡まって、新しいのに取り替えなければならなかったりします。ドラグの影響を極力排除するように、7Xのティぺットを結びました。

 準備ができて、そそくさといつも魚が溜まっている場所でキャストします。真剣にウキを見つめます。 ん??? 徹底的にドライにこだわるはずではなかったかと・・・・???

 フライBOXを開いた瞬間、私の指は無意識のうちにビーズヘッドニンフを摘み上げ、ティペットには、なぜかTMC社の発泡マーカーが付いていました。

 そうです。手のひらを簡単に返すことと、他人には厳しく自分には優しいことが私の信条であるのは、昨年から変わって無かったのでした。(・_・;)

 で、マーカーを見つめていると、おっとーぉ。ウキが沈みました。ありゃりゃ・・・バレたーぁ。
 もう一回打ち返しました。すると今度は、ウキが斜めに持っていかれます。ビンゴーぉ!!
 2003年の記念すべき第1号は、30cm前後の虹ぴょんです。ナニやら口をパクパクしています。「あしたまッ!」と早口で喋っているようです。南FAの浜田マリちゃんかもしれません。でも、口にくわえているのは「あしたま君」ではなく「金玉君」です。

    
第1号(マリぴょん)          第3号虹ぴょん             第8号虹ぴょん

 釣り上げた魚を見て、またしても番ネコのグリズリーが、目をきらきらさせてこちらを見ています。「お年玉代わりに、もっていきなッ!!」と言ってやっているのに、近寄ってきません。愛想の無いヤツやなーぁ。

 消灯時間の8時までに、9匹の虹ぴょんが挨拶に来てくれました。それにしても、やっぱり冬場の鱒達は元気が良いですねーぇ。リールの音を鳴らして、暴れてくれます。なんてったって、背中でフライくわえちゃうんですから・・・・(^_^;)?

 こうして2003年の釣り初めは、ドライに徹底的にこだわらなかったのが効を奏して、大成功・大満足の結果になったのでした。
 やはりフライフィッシングは、シュアーなサーベイランスとプランニングをベースに、ケースバイケースなタクティクスでグローバルなスタンスから、アクティブにアクション&トライのことだったのですねーぇ。

 なんのこっちゃ???



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