今年初めての渓流・大賑わいの東荒川

 渓流に行ってきましたーぁヽ(^O^)ノ

鬼怒川水系の東荒川を目指し、現地に着いたのが4:30。
下弦の欠けた居待月の月光が明るく、北斗七星が実にきれいです。こんな星空を見たのは久しぶりのような気がします。月の光のおかげで、渓流の様子もはっきりとわかります。

土浦ナンバーと栃木ナンバーの車が停まっており、ランタンを焚いて既に釣っています。
「どんな様子ですかーぁ?」と聞いてみると、「チッコイのしか居ないみたいだねーぇ。」「解禁して1週間経ってるんで、めぼしいのは抜かれちゃってるみたいだねーぇ。」との話。

私は一眠りして、5:30から釣り開始です。日光の山々は雪で真っ白です。かなり寒い。そして上流からの強風が、頬を凍らせます。

ひと眠りしている間に、車が増えてます。この川は、300mごとに堰堤で区切られているようですが、そのそれぞれに餌釣りの人が入って、思い思いに竿を振っています。

人の入ってない堰堤を見つけて、さっそく私もキャスト!! しかし全然反応はありません。サカナの姿も丸っきり見当たりません。そこから釣り上がり3時間半。まったく反応無し。餌釣りの人たちは、ほとんどの人が1ヵ所にジッとしています。でも誰も釣れている感じではありません。次の堰堤まで行ったら、一旦車に戻ろうと思っていたら、見つけました。三匹のヤマメが固まってライズしています。

かなりデカそうです。三匹とも25cm前後はありそうです。「春一番」ですし、東荒川のキャンディーズかもしれません。カディスの#18を結び、先頭でフィーディングしているランちゃんを狙ってキャストします。でも向かい風のせいで、上手くランちゃんの口元にフライを運ぶことが出来ません。
5回目のキャストで、やっとランちゃんの口元にフライを流すことができました。ところが、ランちゃん、見向きもしないどころか、フライを見るや否や葦の茂みに避難してしまいます。どうやら、相当スレている様子です。おかしいなーぁ。普通の女の子に戻りたいと解散したはずなのに・・・・(^_^;)?
←川の下流を望む。。。
フライを#24のCDCダンに替えて、次のスーちゃんを狙います。しかし見切られてしまいます。そこで、ティペットを10Xに、フライを#32に変えようと思い、フライBOXから#32のダンをつまんで糸を通します。糸が通ったと思って結ぼうとすると、ポロッとおっこちて川に流れていってしまいました。フライボックスを開けて新しいフライを摘み上げると、絡まって7〜8個のフライの固まりが持ち上がってきます。そのとき、突然、一陣の強風がビューッと吹きぬけていきました。
「ぎゃーぁ。。。。フライが。。。」そのフライの一団は、風に飛ばされて堰堤の上をすべり、再び川を流れ下っていってしまいました。
残ったのは、#32・#26のフライがそれぞれ2個ずつ。精神的ショックが大きく、厳しくなってきました。

気を取り直して、数少ない#32をつけて、スーちゃんを狙います。フライは上手くフィーディングレーンに乗りましたが、ラインが先行してしまったため、スーちゃんも避難してしまいました。しかし、その後ろにいたミキちゃんがフライを見つけて追いかけてきます。「食べちゃおっかなーぁ。どうしようかなーぁ。。」と考えているみたいです。「おねがい!!食べてくれーぇ。」と念じると「ダイエット中だし、やっぱり、やーめたーぁ。。」と言ってスーちゃんはフライから遠ざかっていきました。

チキショーぉぉぉ。。。と思ったら、その後ろにもう1匹いました。
キャンディーズじゃなくて、東荒川のSPEEDだったようです。
近寄ってきたのは、スリムな上原多香子ちゃんに違いありません。4人の中では、一番スレてなさそうです。。。(・_・;)
フライにドラグがかかった直後、ゴツン!! ときました。

「よっしゃーぁ!!」 ロッドを跳ね上げました。躍動感が手元に伝わります。が。。。その直後、へにゃへにゃへにゃーぁ。。。
リーダーが力なく、宙をさまよってしまいました。極細ティペットであることを忘れてました。(涙)

護岸の際にすわり、1匹釣れたら乾杯を・・・・と思って持ってきたスキットルを取り出しました。
景気付けに、ドク・ホリデイ風にグイッといきます。
ジャック・ダニエル独特のまろやかなサクラの木の香りが、高原の風とともに鼻腔をくすぐります。
至福の一瞬が通り過ぎます。
←上流を望む。なんか、怪しいアイコラ写真。手の形が本家パパさんとは違います。パクってしまいごめんなさい。。。(笑)
軽食をとった後、堰堤を乗り越えること9ヶ所を2往復。距離はハッキリしませんが、恐らく5〜6km分の距離を釣り上がり、釣り下がり、ライズを攻めました。針掛りすること5度。いずれもスッポ抜けと合わせ切れ。。。健闘空しく、玉砕しました。

途中で、業界人らしい雰囲気の人に声をかけられました。
「どう? 釣れる? 水温が低いんで、厳しいよね。 取材で来たんだけど、これじゃぁ記事にならないよぉ。あそこにいる人、プロなんだけどネ。」
聞けば、渡辺さんというプロのタイヤーさんとのこと。ここまで4匹を上げておられるそうです。
さすが!!
でも良く考えると、プロでさえ4匹。私が「Bo・・」でも仕方が無い。。。と自分に都合の良い理屈で納得します。

東荒川渓流水中行軍は、足腰を鍛え、運動不足の私のブヨブヨの腹筋を引き締める結果だけを残しました。日光の山々に映える夕焼けに向って、次回釣行では、必ず1匹。。。との決意を胸に、コブシをにぎり締める私なのでした。

半年振りの川は「ぼーず」だったのだーぁ。(涙)
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