運も味方に・・・・。

 やって来ました。待ちわびた茨城・福島の渓流解禁!!

 解禁して最初の土曜日、大北川に行くことにしました。

 朝5:00に自宅を出て高萩I.Cを降りたらすぐのところで車を止めます。すると、前にウインストンのステッカーを貼った車が1台止まってます。「あれ、この人も渓流に行くのかな???」と思いながら、缶コーヒーを買うために車を降ります。同時に降りてくる前の車の人。。。ありゃーぁ、「ポン吉のフライフィッシング日記」のポン吉さんじゃーぁありませんか〜ぁ!!奇遇ですねーぇ。。。

 という偶然があるわけもなく、今日は、ポン吉さんが、大北川を案内して下さるということでお誘いいただいたのでした。初対面のポン吉さんは、トレードマークのタヌキさんみたいな方なのかなーぁ・・・・とイメージしていたら、全然違いました。ガッツのありそうな風貌で長身のナイスガイです。ひと通りご挨拶をして、目指す大北川まで、ポン吉さんの車に便乗させていただくことになりました。

 昔、京都に住んでいたとき、「みんなの出会う街、四条河原町。。。」というキャッチコピーのCMがありました。それからすると、Astrumがホームページを拝見する首都圏近郊のフライフィッシャーの皆さんが釣行される場所は、「みんなの出会う川、上野村役場前。とか、川西屋さん前。」ということになるんでしょうかねーぇ? 私にとっての大北川も、茨城近郊のフライフィッシャーの皆さんと出会う川になれば楽しそうですねーぇ。

 それにしても、絶好の釣り日和です。
 梅の花が満開、陽春の水面は光り輝き、サクラのつぼみも膨らんで我が世の春直前という感じです。


 満開の梅                    大北川                桜の蕾

 昨日までは・・・・・。
 で、今日も絶好の日和です。昨日は大安だったし、昨夜から降り出した雨は朝からどしゃ降りで、気温は2゚Cの適温。峠の景色は言葉に現すことの出来ない風情があります。


雪の峠

 ポン吉さんは「行いは良いはずなのになーぁ・・・・。」とボヤいています。私も行いは、良い方?・・・・と思っているのですが。。。古代中国では「陽と陽が合わさると、陰に転ずる。」と言うそうです。「陰陽師」に書いてありましたから、きっと間違いありません。(・_・;) 陰に転じて「最悪」になってしまいました。もしかしたら、釣果の方も「ぼ・・」という不安が、頭をよぎります。

 大北川に着き、ポン吉さんの案内で実績のあるポイントに入って釣り始めます。細かい所で何かと気を遣ってもらい、ポン吉さんは下流に、私は上流に釣りあがります。しかし全然反応がありません。1時間ほど釣り上がったところでポン吉さんが追いついてきました。

 聞けばポン吉さんは、3匹釣れたとのこと。
 うーん。。。さすが。。。
 で、ポイントを異動して、再び入渓。
 ここでも、ポン吉さんは2匹。私はアタックさえありません。
 基本的技術と戦略に大幅な差があることを自覚した私は、ポン吉さんの釣り方を拝見して研究します。なるほど、非常に丁寧に根気良くフライをポイントに落としておられます。ポイントの選択が的確です。ガサツで適当で根気の無い私には、簡単に真似できそうにありません。でも真剣さでは負けられません。ココというポイントを狙って投げつづけます。枝に引っ掛けてティペットごと切れること、3度。
3回目に切れたときに、ティペットを結び直し、アイに糸を通そうとしていたら、なんかお腹が痛くなってきました。

 良くあるのですが、ジッとして何かに集中しているときとか、釣具屋さんで道具を物色して買おうかどうかと真剣に悩んでいる時とか、なぜか頻繁にトイレに行きたくなることがあります。(私だけかもしれませんが・・・・。)

 通行車両の目を気にしながら、一旦川から上がって、林の中に足を踏み入れます。しかし、少し歩いて体が暖まったせいか、痛さが収まりました。ホッとひと息。。。

 ポン吉さんは、釣れない私を気遣って、あちこちのポイントに案内してくれて、渓相の良い場所を譲ってくれますが、私に微笑んでくれるお魚さんはお出ましになりませんでした。そんなこんなで、午前中は蝉丸。

 午後からは雨が雪に変わり、本格的に降ってきたため、釣行を断念せざるをえなくなりました。名残惜しくも、納竿となったのでした。
 ポン吉さん、大変なお気遣い、ほんとうにありがとうございました。(最大謝々!!)


 ポン吉さんと別れてから、かなり時間が余ったので、昨年通いつめた四時川の偵察に行ってみようと思い、車を北に向けました。

 四時川に着いて昨年実績のあった水門の所で様子を伺っていると、水門の流れ出しで大きな丸い波が立ちました。ライズしています。雨は小降りになっていますので間違いありません。急いで車に戻ってロッドを取って来ました。ティペットを結び、フライを結び始めます。焦っているので、なかなかアイにティペットが通りません。その時再び、お腹がグルグルと・・・・・。

 今回は、かなり強烈です。こりゃいかん。。。。 車に戻る余裕は無さそうです。ポケットを探って、金融広告のついたポケット版エリエールの袋を確認します。
……がーん。。。紙が2枚しかありません。不覚!!

 しかし、躊躇している余裕はありません。決断しました。
 「♪♪♪森の木陰で、○○じゃらホイ・・・・。」アウトドア○○tingです。‖WC‖ヽ(^^ゞ。。。
 とっさに附近を見回し、フキの葉の半分ほどの葉っぱを見つけました。

 この後は、想像しないほうがよろしいかと思われますので、省略。。。。

 気分もお腹もスッキリして水門の所に戻りました。(´。`)フ〜
 なぜか鼻歌も出てきます。歌は、どういう関連があるのかわかりませんが、都はるみです。「あんこーぉ椿ーぃわーぁ、あんこー椿は、アアンアアンア、アンアン・・・・」σ(^_^;)?

 開高健氏の小説によると、この後は「運」が付いて大爆釣になるのですが、私の場合は、いくら待っても、さっきのライズは起こりません。仕方なく、先程のライズポイントにキャストしてみますが、反応はありませんでした。

 再び雨が強くなってきました。というより、釣れないので、雨が強くなったような気がしてきました。あきらめて、帰路につくことにしました。

帰り際に、村の百貨店のおばあちゃんの所に寄って、四時川の年券を買いました。缶コーヒーを2本もサービスしてくれました。
大北川と合わせて、今シーズンの年券は2枚です。

 

 元をとることは難しいと思いますが、漁協の売上が増えて放流量が少しでも増加すれば、私みたいな下手なフィッシャーでも、より一層釣れる可能性が拡がるかもしれません。そう割り切って購入しました。ウソです。悔しさを紛らわすための衝動買いなのでした。


ウンにも見離され「ぼーず」2連発・・・・(悲)
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