さむーぅいお盆休み


ハッ!と目が覚めたら、朝4:00。

雨はやんでいるような感じです。釣りに行く当日朝の天気に関する動物的とも言うべき勘の鋭さは、何故なんでしょう。絶対外れないものです。

ただ、今日は迷いがあります。恐らく出かけていっても、川は大増水で釣りにはならないでしょう。釣りができる場所は・・・・・と、色々と想定しますが、やはり源流に近い所となります。そうなると私が知っている中では、四時川の上流部に限られます。
ただ、あそこは最近森林の伐採が進んでいるので、鉄砲水とか土砂崩れの可能性があります。チョッとコワイです。昼から出かけてみようか・・・・なんて考えているうちに、再び寝てしまいました。

目が覚めたら9:30。
朝食に起こされました。今から釣りに行くぞーぉ。。という言葉を切り出すタイミングを見計らっていたら、オフクロさんが、
「かわいそうに。。。タッくん(三男のことです)朝早くから公園に行って、一人で遊んでるのよーぉ。。。」とつぶやきます。

ギクッ。。。
しまったーぁ。聞いてはならない言葉を聞いてしまった。。。。

追い討ちをかけるように、「あたし、昼から出かけるからネ。」と、誰にいうともなく話すお方が。。。

再び、グサッ!!

そんなーぁ。。。今日は釣りに行くって、一昨日から言ってるんですけど・・・・σ(・_・;)
仕方がないです。
無言のプレッシャー(ではなく、有言のプレッシャー)に負けて、子連れでどっかの管理釣場で我慢することにしました。

で、目指したのは、友部にある「湯崎湖」。
コンビニでお昼のパンを買って、いざ「湯崎湖」へ。

着いてみると、マス釣りエリアの駐車場はガラガラです。
こりゃ、ラッキーかも・・・・。と思ってよく見ると、無い。。。。
マス釣り用のポンドに、水がありません。
ガビョ〜ん。。。(泣)
夏場はクローズしているのか、それともやめてしまったのか・・・・?

釣りができないとなると、やたらしたくなります。これは人類が授かった一種の本能です。
トイレに行きたくなった時に、手近にトイレがないと、やたら行きたくなりますし、エッチしたくなったときに、よく行くお店が定休日だったりすると、やたらエッチしたくなります。(注:私はそんなお店行った事無いから分かりませんが、ウチの若い衆がそう言っておりました・・・・。)

とういことで、本能に従い、高萩の「若栗フィッシングの森」を目指すことにしました。
途中で「裏ぽん日記のぽんちゃん」からメールが入りました。大北川に行ったけど、増水で×とのこと。
ぽんちゃん、すいません。こんな状況で、ご一緒しそこないました。

なんだかんだと言いながら、やってきました。「若栗フィッシングの森」

管理人のおじさん、とっても親切な方で、傾向と対策をシッカリと教えてもらい釣り開始です。まずはミニエッグを沈めてみました。間髪いれずヒット!!
寄せてくる間に、バラしてしまいました。2投目もすかさずヒット!! で、またバラシ。
子供が「またお魚さんに、負けちゃったのーぉ。。。」と聞いてきます。
「そうなんだよーぉ。。ここのお魚さん、普通のお魚さんよりオクチがおっきいんだよーぉ。。」と、苦しい言い訳を返します。

3投目以降は、フライを見切られてしまったようです。オクチがおっきいだけでなく、頭も良さそうです。

そこで次は、某渓魚接写の巨匠から頂戴した「waltzフライ」にチェンジ。
ビシッ・・・・と来ました。35cmくらいのニジマスです。
3匹ほど釣れたところでラインブレイクして、フライを取られてしまいました。

やたら元気なニジマス君
15回ほどフライをくわえ、そのうち10回くらいはラインブレイク!
釣ってるヤツの下手さ加減が、よく分かります。

次に出してきたのは、某雑誌の付録に載っていた杉坂さんのカメムシフライ。
私が巻いたら、色は緑色でも形はフンコロガシという感じです。

でも、若栗のニジマスはよほど人のいいニジマスなのか、あるいは血迷ったのか、ライズしてくれました。フンコロガシに・・・・。まさかライズするとは思わなかった私は、思わずビシッと強く合わせてしまいました。一瞬の手応えを残してプッツン。。。。

その後、CDCダンで2匹ほど追加したところで雨が強くなってきて、撤収しました。
次回の対策としては、もっと柔らかい竿でソフトに合わせる事を考える必要を感じつつ、#8ロッドでの強引なやり取りも面白そうだと思いながら、若栗をあとにしました。

ボクにも、なんとか来てくれました。
ヨカッタ、ヨカッタ。。。

帰りは、大北川、那倉川、四時川、花園川の順番で、増水した渓流を下見して帰ろうと思い、峠を越え、山深く入っていきます。地図を見ながら走ったのですが、国道のはずなのに、道が砂利道です。「歩きなのにヘルメット」の佐賀県と似た状況で、国道なのに砂利道路の茨城県です。ん・・・・。もしかしたら福島県かな・・・・?
いずれにしても、霧が深くて不気味。。。

息子は、いつしか寝てしまいました。

先程から景気付けのCDをかけてます。アラベスクはチョッと飽きたので、違うCDをと思いなにげなくかけたCDは「アリス」

「冬の稲妻」「チャンピオン」までは昨日のボブ・サップ状態だったのですが、林道の奥深くなった薄暗い道の途中でかかった曲は「帰らざる日々」。「バイバイバイ、私のいのち〜ぃ、バイバイバイバイマイらーぶ。。」
かなり不気味です。白い服着た女の人が道端に立っていたら、背筋が凍りそうです。
「かのじょーぉ、のってかなーぁい?」なんて気軽に声をかけれそうな雰囲気ではありません。当たり前です。こんな山の中で雨と霧の深い夕暮れ時、そんな女の子がいるわけがありません。

思わずスピードを上げて、土砂崩れと白い服の女の人に会わないように、ルームミラーを見ずに前だけを睨んで通り抜けました。

北茨城の見慣れた風景が出てきたところで、ホッとひと息。
さーぁ、帰ってお風呂に入って、ビール飲もぉーっと。。。


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