鄙の釣場はバラードで・・・


今日また一人、東京の知り合いにお亡くなりになっていただいて、休暇を申請しました。去年から3人目かなーぁ。。。(^^;)
で、やってきたのは、1年2ヶ月ぶりの鄙の釣場「いしぼっこ」。。。

予想通り、貸切です。

今日はとても良いお天気で暖かいので、元気なマスがライズしてるかもしれないと思い、ミッジのドライフライで釣ることができるんではないかと予想してきました。

←暖かくてサイコーのお天気です。

早々にタックルを用意して、キャストします。
30分ほどは、湖面にもフライにも反応が無く、暖かい日差しの中のんびりとフライを見つめます。



ふと見ると、岸辺で30cmくらいのニジマス君も、日向ぼっこしてます。

しばらくすると、不定期ながらライズが始まりました。
フライへの最初のアタックは、やっぱりよそ見してる時でした。
あわててラインをハネ上げると、ラインの先から躍動感が伝わります。
「よっしゃーぁ。。。」と声を上げた途端にバラシ。。。。




次にアタックしてきた魚は、底から弾丸のように浮き上がってきてフライをヒッタクっていきました。
20cmくらいのニジマス。





その後は、風が吹いて水面が波立ち、なかなかライズはありません。
しばらく風が止むと、水面を割ってフライにライズしてきます。
最初はヤマメかと思ったのですが、よく見るとパーマークの残る
幼いニジマスです。  釣り上げた私は、ナゼか「田村正和」風に
くぐもった声で独り言をつぶやいてます。
「まさに、ニジだネ。。。」(^^;)

結局ドライに出たのは、3匹。        これは、3匹目⇒


そうこうしているうちに、ナゼか急に気温が下がってきました。
なんか白い虫が飛んでるなーぁ。。。
と思ってたら、10分後には・・・・・。
「さーっきからネ。気づいてるよネ。夜空賑わす天使のはねーぇ。ほぉ〜っぺも鼻も感覚なぁ〜い。爪先ジンジンしちゃってるぅ。」というわけで、雪降ってきました〜ぁ〜ぁ〜あ。。。(泣)
となると、水温も下がったのか「ゆーきーはー降る。 さかなは、こない〜。」という状態です。

仕方なくウキ釣りタックルに替えて吹雪の中でウキを見つめます。


すると、キャストした直後にウキが沈んでいきました。かじかんだ手が一瞬遅れて反応します。でも、しっかりフッキング。
「まさに、ゼッコぉーちょぉ、真冬のニジ、スピードにのぉってー、うっしゃーぁー!!」という感じで上がってきたのは、ピンクの体側が鮮やかな天使のヒレのニジマスちゃん。。。いしぼっこの越路吹雪ちゃんです。うれし・・・。

思わず歌ってしまいました。「虹鱒と雪のいしぼっこ」
じゃなくて、「虹と雪のバラード」(^^;)

♪♪♪
「ぼーくぅらはー呼ぶ〜ぅ あふれるゆーめにー 
あの星たーちのー あいだに〜ぃ 
ねむぅっているーぅ、きーたーのぉそ〜らに〜ぃ
キミの名をーよぶーぅ、オリンピックと〜ぉ。。。」


なんと懐かしい歌なんでしょう。 自分で歌って一人で感動してます。なんか昔、ガッコで歌わされたような・・・・。
しかし・・・・泣けてくる歌です。泣けてくるニジマスです。泣けてくる天気です。

いしぼっこの越路吹雪ちゃんには、丁重にお礼を述べさせていただき、お帰り願いました。

いやーぁ、人が働いてる時にやるフライフィッシングって、なんでこんなに気が晴れるんでしょッ(^^;)
今日の釣果は、全部で12匹。
季節を3シーズン経験して、心地よい疲れとともに帰路につきます。
帰りの運転席では、CDにあわせてうなりながら帰る私でした。雪の山道、曲は当然「広瀬香美」でありました。

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