昨夜は温泉に泊まって、日頃酷使している身体の疲れを癒し、今日は旅館を朝５：００に出て、メンタルな疲れを癒すべく川にやってきました。 ひっそりと岸辺に咲く可憐な水仙が、迎えてくれます。 今日は、binさん・momoさんというお二人の人生の大先輩とオフライン釣行会です。なかでもｂinさんとは、初めてお目にかかります。ちょっと緊張。。。 待ち合わせ場所に着いたbinさんと、お互いに初対面のご挨拶を交わします。 どんな方なのかわからないので、通じないと困ると思い、知ってる限りのボキャブラリィを駆使してご挨拶を試みました。 「ハウドゥユードゥ−」「グーテンモルゲン・イッヒリーベティッヒ」「ドゥーブラエウートラ・スパシーバ・ダスビダーニャ」「ヴェノスディアス・ムーチャスグラシャス・クラムチャウダースープ」「アンニョンハセヨ・アンニンドウフタベヨ」 「ニーハオ・ツァイッェン・テレサテン・ジュンチャン・サンショク・イーペーコー！！」 ウソです。すでに心が渓流に向いている私は、ご挨拶もテキトーです。 binさんは、そんな私にも気さくな笑顔を向けてこられます。 いつも思うんですが、ＦＦ関係のホームページ作っている方々って、なんで皆さんいい人ばっかりなんですかねーぇ。 binさんの「んじゃぁ、いきますかーぁ」ってな掛け声とともに、みんなして（といっても、たった３人ですが････）渓流に向います。 ｂinさんを先頭に行き着いた川は、以前何度か来た事のある川です。 ソソクサと川に踏み込む私。 じっくりとタックルを用意して、戦略を練るmomoさん。 岩に腰を下ろしタバコに火をつけて、渓流の風景を楽しむような余裕のbinさん。 うむーう。。。 人生の枯れ具合が垣間見えるアプローチの一瞬です。 bin／momo ﾎﾟｶﾘｯ!( ･_･)⌒●☆)T_T)ｱｳｯ! Astrum ただ、今日は日曜日という事もあって、既に踏み跡が残っています。 先行者がいるようで、厳しい釣りになりそうな気配。。。私は、以前来た時にヤマメが釣れた淵が見えたので、そこから始めることにしました。 さっそく淵の下流側から流れ込みの上流に向って、移動しながらキャストしていくと、チャポ･･･とアタック。でも、合せ損ねて針掛りしませんでした。そこで、アタックしてきた場所のやや下のほうをもう一回流したら、再びチャポッと来ました。 「ビンゴーぉ！！」  小さいですが、幸先良く一匹目のヤマメが。。。 その後はアタックも少なく、binさんmomoさんに追い付いて交互に釣り上がっていきます。 お二人とも、反応イマイチという感じです。 私の２匹目は、かなり釣り上がってから来ました。   この流れの真ん中から、１６ｃｍくらいのヤマメ。 その上の流れからは、momoさんが、同サイズを抜き上げました。   今期初ゲットのヤマメを抱きしめるmomoさんと、ナンパしそこなってシブい顔のbinさん。 夢中になって釣り上がっていくうちに、いかにも･････という流れが出現。 茶色いアダムス＃１４を流すと、ジャポツという鈍いアタックが来ました。  やったーぁ、２２ｃｍのイワナです。自作のアダムスに、初めて魚がかかってくれました。まだ居るかもしれないと思ってしつこく流すと、パシャッ！！ 手応えググッ。。 ････ほわほわほわほわホワーん。。バレました。ヤマメのようです。 ハッと気付いたら既に１時を過ぎています。お昼の時間を忘れて釣っています。 一旦、川から上がって、お昼にしようと皆さんを探します。 「おーい！！」 「･･････」 「みんな何処にいるんですかーぁ？」 「ケキョ・ケキョ・ケ・ケ・ケッ。。。」 声変わりしたウグイスのバカにした返事しか返って来ません。 だいぶ上流に来たらmomoさんの姿が見えたので、田んぼを隔てた道の方から「おーい！！ ｍomoさーん！！ メシにしましょーぉ！！」と声をかけます。 momoさん、チラッとこっちを見ましたが、釣れなくてアツくなってらっしゃるのか、動こうとしません。 「しゃーないなーぁ。。。」と、毒づきながら、田んぼを横切って近づきました。 で、１０ｍほど後方まで近づいて、「momoさーん！！」と声をかけようとした瞬間、momoさんが振り向きました。 ゲゲッ。。。 ｍomoさんとは似ても似つかぬ、伊東四郎とガッツ石松を足して２で割ったような岩石顔のヨソのおじさんです。 しかもガイドの付いて無い長い竿を持ってます。 二人の間には、シレーッとした数秒の間が流れます。 おもわず口笛を吹きながら通りすぎるエキストラ俳優を演じて、その場をやり過ごす私。。。。 車に戻ると、binさんとmomoさんがコーヒー飲みながら談笑中でした。 昼飯食ったら、bin先生のバンブーロッドをお借りしてのキャスティング講習会。  ｂinさんとmomoさんの間では、専門用語が飛び交ってます。 私、チンプンカンプン････。(・_・;)？ トンキン竹？ 栗キントンの高級品の事かな？ バットから曲がって…？？？ バット曲げたらボール打ちにくいっすよ？ それでもとりあえず、これ以上直しようがない史上最悪の私のキャスティングフォームに、ワンポイントレッスンしていただきました。これで今シーズンは、尺イワナもゲットできるかもしれません。ひ・ひ・ひ・ひ。。。。(-_-;)？ 午後からの釣りは、たくさんの釣人が入った後だけに厳しい反応でしたが、なんとか１匹のヤマメさんのお姿を拝見し、期待されたイブニングライズも空振りに終わって終了。  ４匹目は、美形のヤマメさんでした。 今日歩いた距離は、おそらく１０ｋｍくらいはあるでしょう。 夕暮れまで、無心に魚を追ってフライを見つめ、小ヤマメのアタックに心躍らせ、お天気の良い休日を満喫しました。今週はもう１日お休みが取れて、上手く行けば再びこの川で、ゆっくりと釣り上がりを楽しむ時間がとれるかもしれません。 一瞬のライズの中にスローモーションが混在する無邪気なイワナのアタックを再び味わいたいと願って、休暇申請のための事前工作の段取を考えながら川を後にしたのでした。
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