「Astrum リバーガイドを務める。」


4月22日
【Astrum、リバーガイドを務める。その@】

休日出勤5日分の代休を、1日もらいました。
なんと割に合わないケチな会社なんでしょう。(=`´=) プンプン!!

幸いなことに、お天気はサイコー。
今日は、ホームページでのお友達「さるるん」さんとの釣行です。
前回のbinさん同様、「さるるん」さんとも初めてお会いします。お名前からすると、顔のフチ取りが丸くて尻尾の長い、茶色い体毛の「バザールでござーる」風の方なんだろうなーぁ。。。と想像がつきます。(._.;)?

待ち合わせのコンビニに早めに着いて、飲み物やら食料やらを手に入れねば・・・と思っていたら、車を降りた途端に「Astrumさんですかーぁ。。。」と、声をかけられました。初対面の「さるるん」さんは、「バザールでござーる」というよりは「茨城中学の社会科の上田先生」という感じです。(ワケのわからんたとえで、すいません。)

無事さるるんさんと合流し渓流に着いたら、いつもの入渓地点の淵から釣り上がり開始です。さるるんさんを促し、さっそく第1投!!と思ったら、後のヤブに・・・・。
そうでした。忘れてました。
さるるんさんは、渓流デビュー後3回目という、今年から禁断のツライフィッシングへの道に足を踏み入れてしまった不幸なお方なのでした。

そこで、私が爆釣のための見本演技を披露します。シナリオだと、ここでバシャッとイワナが飛び出すはずなんですが・・・・。

おかしいなーぁ。。。アタックがありません。フライが不自然な流れ方になったので、ラインを巻きとって再キャスト。。。と思ってラインを巻いていると。。。
ありゃ? ありゃりゃりゃ・・・・・(・_・;)?
水中で、何かが引っかかってきました。

ウッシッシッシー。。。
釣れちゃいました。。。ヤマメさんです。。。

これでスイッチが入ってしまった私は、さるるんさんを置いてきぼりにして、ズイズイと釣り上がって行きます。さるるんさんはマイペースで、丁寧にポイントを攻めて行きます。ただ、私がキャストしてバシャバシャやった後ですから、反応があるワケがありません。Astrumは、初心者にむごい仕打ちを向けるいぢわるばあさんみたいなヤツだったのでした。。。

昼食をはさんで、午後からも相変わらずさるるんさんに配慮も無く釣り上がった私。さるるんさんは、不平も言わずに黙々と釣り上がってきます。なんと人間の出来た方なんでしょう。

← 獲物を狙う「さるるんさん」の雄姿。


そんなさるるんさんに、夕暮れ時にハイライトが訪れました。
対岸のヤブのそばで、大きい魚がアタック!!
瞬間的にロッドをあおるさるるんさん!!ロッドがしなって、魚がバシャッと跳ねます。
しかし・・・ヤマメは無情にも、ふた跳ね目でフックアウト。


ということで、今日はさるるんさんに渓流を案内するはずの私は、客にカートを引かせて自分がゴルフしているキャディさんみたいに、ぜんぜん役目を果たさず終わってしまったのでした。

さるるんさん、すいません。
私と釣りに行く時は、必ず私の前で釣りをするようにしてください。

今日出会った渓魚さん達。。。
    



4月25日
Astrum、リバーガイドを務める。そのA】

昼から子供と二人で、大きな鯉の遊ぶ水戸市内のヘンリーズフォークにやってきました。しかし今日の川は下流が堰き止められているようで、大増水してます。ヘンリーズフォークというより、メコン川です。
ピラルクーとかバラマンディーとかドザエモンなんかがバホバホかかってきそうな雰囲気です。

でもよく見ると、藻の陰で水面の流下物を捕食している黒い影があります。
へッへッへーぇ。。見つけたぜーぇ。。。とほくそえむ私。。。

さっそく用意してきたパンを巻きます。
先日はリトルマーメイドだったのですが、今日は松たか子ちゃんのダブルソフトです。

しばらくすると、来ました来ました。
デカイ鯉が、パコッ・パコッとダブルソフトを吸いこんでます。

実は、おいしそうに鯉が食べるそのパンの中には、1個だけダブルソフト風がまかつ味のパンが仕込まれてます。へッへッへッへッ。。。早く「がまかつ味のパン」食いなッ! それがいちばん美味いんだぞーぉ。。。という呟きを聞きつけたかのようにパコッと・・・・。

よっしゃーぁ!!!
釣り上げた鯉は、70cmを超えるいいサイズです。ヘンリーズフォークだと、尻尾を左手で握って右手をえらの下に添えて魚を抱きかかえ記念撮影するのでしょうが、水戸のヘンリーズフォークでは、かなり勇気がいります。

ということで、子供の差し出したネットに収めました。

同じように2匹目をフッキングさせて取りこんでる所に、momoさんがやってきました。近くまで寄ってきた鯉のランディングをmomoさんが手伝ってくれるということで、momoさんがネットを差し出した瞬間、ブチッ!!

ラインブレイクして、一目散で逃げて行ってしまいました。
おそらく鯉の目に映ったmomoさんの顔は、人間以上に恐ろしいものだったのでしょう。

「おーい!! 鯉くーん。momoさんは、顔に似合わず優しい人だから、怖がらなくてもいいんだよーぉ。戻っておいでーぇ。。。」と呼びかけてみましたが、返事は返ってきませんでした。




で、さっそくmomoさんも、タックルの準備をします。
私は、先ほどのmomoさんのご協力の恩返しに、現地人のリバーガイド「トムヤンクン」君になって、活性の高い鯉を探します。

「オー モモサン、アノ鯉ツレルアルネ。ソコソコノサイズアルヨ。」と、ガイドのトムヤンクン君。
Momoさん、その鯉を狙ってキャストしました。
「ノォ、ノォ、ノォ。アカンガナァ。ソコジャァ、サカナノキブンヲサカナデシテマウデーェ。」・・・・・(・_・;)?
ヘンな関西弁のダジャレをいうリバーガイドです。

で、momoさん、ガイドに従い素直に再キャストします。
「オーケー、ナイスポジションネ。ソレヤッタラ、サカナモスナオニ、クイニクルントチャウカーァ。。。」

鯉が近づいてきました。
「ソウソウ、ソノママ、ソノママ。。。」 「フィーッシュ!!」

momoさんがラインを跳ね上げました。
しかし、残念なことにフライはスッポ抜け。。。
momoさん、草むらに寝っころがって悔しがってます。

「ノープロブレム、ノープロブレム。。ウエイト! ウエイト! モモサン、アレモツレルアルンデナイカイ。。。」
トムヤンクン君が指差した所に、もう一匹大き目の鯉が浮かんでいます。

momoさんのキャストに呼応するように、鯉が近寄ってきてフライを吸いこみました。
「フィーッシュ!!」 大声をあげるトムヤンクン君。
同時にロッドをあおるmomoさん。

 が、しかし。。。。
「オーノォ、モモサン、鯉ツリヘタアルネ。。。」

トムヤンクン君が、次のねらい目の鯉を探し始めた時、momoさんの携帯に奥様からの呼び出しがかかって、ジ・エンド。

トムヤンクン君の奮闘虚しく、鯉のフッキングは次回に持ち越しとなったのでした。


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