「斥候兵:Astrum がゆく。」


先日、おやじ友の会の幹部の皆さんが、1日で3ヵ所の川を制覇されたそうです。
そこで、対抗意識を燃やしたAstrumは、全然行ったことのない渓流を3ヵ所探索する事にして、朝4:00に自宅を出ました。

目指した先は、1990年版「渓流釣場」(日本渓流釣連盟編)に載っている福島の渓流です。
えッ? なんでそんな本があるのかって??? 
昨年、町内会の廃品回収のときに、見つけたんです。どっかご近所のおうちから出てきたものを、職権を利して、こっそり横領してしまいました。(笑)

今日も、高らかにBGMを鳴らして、目的の渓流に向います。
今日のBGMは、「日本陸軍の歌」です。

(1番)
天にかわりて不義を討つ、忠勇無双の我が兵は
歓呼の声に送られて 今ぞ、いで立つ父母の国
勝たずば生きて帰らじと 誓う心の勇ましさ

(2番)
あるいは草に臥し隠れ あるいは水に飛び入りて
万死恐れず敵情を 視察し帰る斥候兵
肩に架かれる一軍の 安否はいかに重からん

うーん。。。まさにおやじフライフィッシャー向きの歌ですねーぇ。
まッ、斥候兵:Astrumの場合、歓喜の声に送られることは、ありえないですけどネ。

で、やってきました。
第1の川。
フライフィッシングガイドにも紹介されているだけあって、広々としてます。
それに、水がきれいで、渓相がすばらしい。
でも釣れません。魚が泳いでいるのに、全然反応しません。

そこで、昨晩巻いたばかりの新兵器「クルクルパーのクルッ」というフライを結んで、勝負を賭けることにしました。
「クルクルパー」は、おいかわさんがホームページで紹介しておられる
「クランパーノーハックル」のAstrumバージョンです。
おいかわさんが「しばらく浮いてりゃ−、釣れるでしょう。」と言っておられるんで、間違いありません。 釣れます!! キッパリ。。

で、結果はご想像の通り、クルクルパーは一度も水に浮くことなく、見事木の枝に。。。。勝負を賭ける事なく、敵前逃亡。
ゆうべ、必死で巻いたのにーぃ(;_;)

かなり奥地まで策敵、情報収集にあたったものの、結局、3回のアタックのみに終りました。


第2の川
流れは細いですが、チビヤマメはたくさん見かけます。

ここも水がきれいで、渓流らしい雰囲気です。
でも、蝉丸。
アタック4回、うち1回は一瞬の手応えあり。

近づくと、すぐ魚がスプークします。
川幅が広い分だけ、上手くストーキングしないと、すぐ見つかっちゃうような感じです。


第3の川
釣師の踏み跡はあるものの、ぜんぜん魚がいません。アタリも、ライズもなーんも無し。
だいたいが、川の名前が我が社の社長さんと同じ名前です。名前が悪すぎます。釣れるワケがありません。
こんな不吉な渓流は、時間が勿体無い。。。(・_・;)  早々に見切りを付けました。

で、脱渓した所は、な、なんと、マテリアルの宝庫だったのだ−ぁ。。。
  
エルクヘアーに、ピーコックハールに、最高級コックハックル。。。。(・_・;)?

ということで、目的の渓流探索は大成功・・・ん?・・・・に終ったのですが、なんか物足りません。
だって、お魚さん、見てないんだもーん。。。
「釣れねば、生きて帰らじと・・・・」と誓ってきたはずですし、時間も、まだお昼をチョッと回ったところです。

そこで「渓流釣場」の情報を元に、第4の渓流を目指すことにして、車を走らせます。

あれーぇ。。。

さるるんさんのお家みーっけ!! (^_^;)

さるるんさんのお家で、炭火で焼いた焼き鳥をご馳走になる事もなく素通りして、やってきました。第4の川。

川の濁りがきつくて、不安に思ってましたが、2投目に、早々に反応がありました。でも、合わせられず。。。へた。。。(悲)
釣り上がるにつれて、アタックがポツポツと反応が良くなりました。
そうこうしているうちにライズ発見!!

一度あわせ損ね、フライをスペントダンに替えて流すと、もらいーぃ!!
   
やったーぁ。。。
斥候兵、敵の部隊と遭遇するも、激しく応戦し殲滅せり!! 
20cmの良いサイズです。



同じ場所から、もう1匹。。。ウッシ(p^-^p)
ここで、本日の私の釣行を「ボ」の呪いで、祈祷している方々にお祓いメールを打つ為に、ケータイ写真を1枚撮影。。。あとでメール入れて、自慢したろーっと!!(^_^)v




   
3匹目は、ここに流せば出てくるなーぁ。。。というイメージ通りの場所で、イメージ通りの流し方に、イメージ通りに
出てくれました。  キモチええなーぁ!!



第4の川には、大いに満足しました。
アタックの回数は、10回以上。
ネットインが3匹、一瞬の手応えが2回。 3瞬の手応えも2回ありました。
車で上流まで上がってみましたが、かなり上流まで釣りになりそうです。これはもう1回確認に来なければ。。。

めでたく任務を完遂し帰路についたAstrumでしたが、帰る途中に、もう1ヶ所良さげな川を見つけました。例の本で見ると、ここも魚影は濃いとの記述が・・・・。14年前のことですけどネ。(・_・;)

適当な場所を見つけて、チョットだけよーぉ・・・・てな感じで、入渓しました。
ウソです。気合ブリブリで、キャストしてしまいました。
ところが・・・・です。
なんと、反応の良い事。
入った直後のトロ場で、1匹出たーぁ。。(p^-^p)

その後も頻繁にアタックしてきますが、なかなかフッキングしません。魚が小さいのかな?
そのとき突然、大粒の雨が降ってきたので、最後に「ココにはゼッタイ魚がいる!!」と思った流れを流して終わりにしようと思い、キャスト!!

でたーぁ!!  よっしゃーぁ。。。  よーし、そのままそのまま。。。。
チャッポン。。。。バレた。。。。(泣)
第5の川は、アタック多数。一瞬の手応え5回くらい。 3瞬の手応え2回。 5瞬の手応え1回。
ここも、たいへん有望です。レパートリーが増えた気分です。(嬉)

第1〜第3の川は、渓流らしすぎて、餌釣おじさん達にほとんど抜かれちゃって、なおかつ相当スレてるような感じです。
第4・第5の渓流は、今後、何度か通ってみたいと思います。

蝉丸覚悟の決死の斥候は、思いがけない良い情報をもたらすことができ、満足の1日となりました。

Next

Back



Back to Top Go to Meneu