「も少し、釣りたいよーぉ!!」


Astrum:お先に、帰りまーす!!
Boss:おぉ、ごくろうさん。明日、出勤してるからなぁ。
Astrum:えッ? そのニュアンスって、私に何か暗示かけておられますーぅ?
Boss:いや、明日の昼飯、一人で食うのは味気無いなぁ。。。と思っているだけだけど・・・・。

という会話を最後に帰宅した翌朝6:00。私は、北茨城の渓流に立っておりました。
幸か不幸か、ここはケータイ電波の圏外です。
予想通り、川は昨夜の雨で、少々増水気味です。
これは期待がもてますよーぉ。。。と、内心ニッコリです。

私の横では、いつものmomoさんが、ロッドを振っています。
我が家の官房長官には「午後2時過ぎには戻ってきてくれ」と言われていますので、今日は、午後1時までの釣りです。

Momoさんに早々にアタックがありますが、残念ながら乗らず。。。
さらにアタックが続きます。それも、私が流して何も反応が無かった流れから、次々とアタックが・・・・・(-_-;)?
そして早くも、ヤマメをネットイン。

いいなーぁ。うらやましいなーぁ。。。
それにしても、ナゼなのでしょう。私がフライを流して無反応の場所から、頻繁にアタックがあります。それに対して、私のフライは、ただ流れに漂うのみ。。。

ふたたびmomoさんに、ヒットーぉ!!
良い具合にロッドが曲がってます。20数センチのイワナのようです。
「チクショーォ!! バレろ! バレろ!」と、心の中で念じます。しかし、momoさんは背中のネットを外してキャッチ寸前。
その瞬間! 「あッ! うぎゃわお〜ん〜ん〜ん。。。」という余韻とともに、ラインが宙を泳ぎます。

うらめし顔のmomoさん。「まあ、ネットの所まで来たんだから1匹に数えとこう。。。」とつぶやいています。「いやいや、魚を触るまでは、1匹には数えないのヨ。。」心の中で、強く否定するσ(^_^;)?

Momoさんの不幸を大いに喜んだ私ですが、その後もフライはぜーんぜん沈黙したままです。釣れないとなると、ティペット細くしたり、フライを替えたり試行錯誤を繰り返します。ところが、ティペットを替えた途端に木に引っ掛け、ラインがオマツリしたりで、リズム良く釣り上がることができません。最初の入渓地点では、結局1回のアタックのみに終りました。

2ヶ所目の入渓地点。
あいかわらずチグハグなリズムの中、ちょっとした落ち込みにフライをキャストしました。
水泡に揉まれてフライが沈んだので、ピックアップしようとしたら、ラインを通してブルブルッという生体反応が・・・・・。
「バレないでッ!」と念じつつネットに入ったのは、10cmくらいのヤマメ。


プロセスはともかく、やっと1匹。(´。`)フ〜
でも、どうもスッキリ釣ったという気分になりません。
「チャポッ・シュッ・ビクビクッ」という一連のプロセスの中の、最初の「チャポッ」というプロセスが抜けてますからねぇ。
クリープを入れないコーヒーみたいな感じです。





3ヵ所目の入渓地点
先日最も反応の良かった場所に、ニンフでバラしたイワナがまた瀬に出てるかもしれない・・・という期待を胸に入った瀬に一縷の望みをかけて入渓しました。
3投目のキャストでフライにアタックがありましたが、フッキングせず。。。。(;_;)


少しずつ釣り上がりますが、日差しが逆光になって、フライがよく見えません。なんかフライのありそうなところで、流れに不自然な波紋ができたなーぁ。。。と感じた瞬間、反射的にロッドを跳ね上げてしまいました。
すると・・・・。竿先に躍動感と重量感が同時に襲います。



よっしゃーぁーぁ。。
ラインを手繰る間も無く、一瞬でラインのテンションがなくなって、下流にもっていかれてしまいました。
「あちゃーぁ。。。バレたーぁ。。」と思いつつラインを引っぱってくると、まだ魚が付いていました。テンションがかかると、すごい抵抗感。
    
ネットに入ったのは、小麦色に日焼けした四時川の夏目雅子ちゃんです。
ふたたび「よぉっしゃーぁ〜!!」

momoさんは、バラシが多かったものの、反応がたくさんあって楽しかったと満足顔。
私は、フラストレーションが大幅に溜まった釣りとなってしまいました。
家に帰り着いたのは、官房長官との約束の時間から3時間遅れの午後5時。
ミニストップのベルギーチョコソフトのお土産を手に「momoさんと途中ではぐれちゃってさーぁ。。。」という苦しい言い逃れで官房長官の怒りを静めるしかありません。
お仕置、コワイよーぉ。。。(;_;)

今年の渓流は、ヤマメ28匹・イワナ6匹・ブルック56匹・ヒメマス2匹。。。(「う」は数える気がしません。)
楽しい釣りをさせてもらった渓流の神様に感謝です。

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