<ユザキdeデート>

世の中のフライフィッシャーの皆さんは、おおかた解禁の声を聞き、うららかなる里川へ・・・、また残雪の寒流へとお出かけになっている頃でありましょう。

Astrumも、早くあの冷たさの残る山間の流れに足を運びたいと、指折り数えて4月を待つものの、あまりの気持ちの良い陽光が差す弥生休日、耐え切れずに出かけてしまいました。

目的地は、水戸の近郊にある「レイク湯崎」
私の中では、いわゆる老舗的管理釣り場です。

でも、いつもと違ってチョッと新鮮なのは、今回はトビっきりの同伴者がいることです。

午後1時過ぎに電話が来たのは、韓国人のミレちゃん。
「どこか連れてって!!」というお誘いであります。

Astrum:「おでぃえ かごしぽ?」(どこに、行きたいの?)
ミレちゃん:「おでぃえな ちょあよ」(どこでも いいですよ。)
Astrum:「フィッシンぬん おって?」(釣りなんか、どない?)
ミレちゃん:「フィッシン? なにを、釣りますか?」
Astrum:「そんうぉ」(そんうぉ=鱒ですな。)
ミレちゃん:「そんうぉ!! Wao!! ちょあよ!!」(わぁ、いいですねぇ)

要約すると、おおむねこのような会話で話が決まりました。
日本語がまだよく分からないミレちゃんと、韓国語がよく分からないAstrumのコミュニケーションは、通じ合うのにひときわ時間がかかります。

てなわけでやってきた湯崎湖。
入場料を払って、さっそく準備を始めます。
ロッドにラインを通して、ラインにマーカーを付けて、フライを結んで・・・。
その間、「ジーッ...」とワタシの作業を見つめるミレちゃん。
「チョット〜ぉ、そんなに見つめられたら、キンジャンへっそヨ。。。(/▽\*)キャッ」
キンジャンへっそ=緊張します。

と言いつつ、すんなり準備ができたAstrum。
適当に空いている場所に立って、まずはお手本のキャスト。
フライが着水して10秒も経たないうちに、マーカーに反応!!
ビシュッ!! っと合わせるも乗らず。
ミレちゃん、いきなりの合わせに驚いています。
「わぉ〜 カプチャギ(いきなりで) びっくりしました。」

あ〜ぁ、ごめんごめん。あんな風に、ビシッとロッドを上げるんだよ。
と言ってる間に、二回目の反応があって、フィーッシュ!!

30cmくらいのニジマスです。

今度は、ミレちゃんにロッドを持たせます。
気候のせいか、水温がちょうど良いのか、今日は反応もすこぶる良好です。
ミレちゃんも、3回ほど合わせ損ないがありましたが、すぐにGet!!
ポンポンと三連荘でニジマスを釣り上げました。
「うわ〜ぁ、あいご〜 おっとけ〜!!」の声を連発します。
(うわ〜 あらら、どうしよぉ〜お)

ロッドをミレちゃんに預けて缶コーヒーを買う間にもサカナが掛かってきて、フライを外すのに苦労してるようです。
この娘、日本語はほとんどダメなんですが、まじめな性格が幸いするのか飲み込みが早いのか、ドライフライに替えて釣ってみせると、すぐに合わせるタイミングを覚えて釣り上げてしまいます。ビックリ!!


「オパ、フィッシング タノシイデス〜ぅ」と笑顔を向けてきます。
そう言われると、なんだか嬉しくなってしまいますネ。

夕方4:30までのホンの1時間半の湯崎湖でしたが、20匹弱のニジマス・イワナ・ヤマメを釣り上げました。そろそろ終わろうか・・・・という私の声に、名残惜しそうにロッドを手渡すミレちゃん。
「タシハンボン カゴシポ〜」(もういちど、来たいです。)と言ってくれたミレちゃんに、Astrumも大満足のプチフィッシングとなりました。



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