5月中旬、私のパソコンに「不幸の手紙」が舞い込んできました。 内容は『5月27日朝6:00から湯川に行って釣りをしないと、6月以降の釣りは全部「ボ」になるぞーぉ。。。2日以内に1人道連れを作らないと「う」の祟りで、ひどい目に遭うぞーぉ。。。』という、とてもコワい手紙です。 ということでやってきました。1年ぶりの奥日光湯川のC&R区間。ナビシートには、私からの「不幸の手紙」を受け取って道連れにされてしまったmomoさんが、なぜか嬉しそうに座ってたりします。 東京方面で不幸の手紙を受取ってしまったOyaji Memberの皆さんと6:00に待ち合わせして入渓・・・・・と思いきや「30分くらい、遅れるよーぉ。。。」との電話。。。 これであだむすパパさん、Lazyばむさん、たつとさん、愚鱒さんは、どっかで1回くらい「ボ」の祟りがあるかもしれません。 かわいそうに・・・・・。 Oyaji Member ポカリッ!( ・_・)⌒●☆)T_T)アウッ! Astrum 早々に入漁券を購入していた私とmomoさんは、湯川の上流部から一足先に釣り始めます。 Astrum:「早く行かなくっちゃ。サカナが逃げちゃう逃げちゃう。。。C= C= \(;・_・)/」 Momo:「逃げへん、逃げへん。。。 それにリールが違うよッ、リールがッ!!」 ←スプリングクリークには、スピニングリールが良く似合う。。アホタレッ!! と言いつつ、普段の歩行速度の5割増しの速さで川辺にたどり着き、ライズを探します。 ガーン!! なんじゃ、なんじゃーぁ。。。 昨年入った湯川のスプリングクリーク風の下流部と違い、上流部はかなりの激流です。 こんな流れじゃ、ライズ探すの難しいですよーぉ。。。昨晩寝ずに考えてきた戦略とイメージトレーニングは、激流に揉まれて水泡と消えてしまいました。 とりあえず、アダムス#18を結んで流してみますが、全然反応がありません。ライズも見当たりません。 しばらく釣り下がったところでフライを引っ掛けてしまったので、ちがうフライに替えようと思って、ふと思い出しました。 昨年、ニンフでやれば良かったかも・・・・と思った場所があったことを。。。。 そこで、ニンフにウキを付けた管釣りスタイルに替えてみます。 だいたいがこういう場合、ニンフにしても釣れないものなんですが、意に反して2投目でウキが引っ張られて沈みました。 ヤターァーァー!! でも、なんか模様がありません。 ブルックちゃんなら、スーパーで1本485円の味噌煮用サバの魚体に、丸美屋の「のりたまふりかけ」をまぶしたような模様があります。 (T_T)しくしく。。。模様がないよーぉ。。。 はるばる湯川くんだりまで来たのに、「う」がぁ。。。。 と思ってよく見ると、薄っすらとパーマークみたいなのがあるではないですかーぁ。 先を行くmomoさんに声をかけてサカナを見せると、ヤマメですな。。。との判決が下りました。 よっしゃーぁ!!(p^-^)p その後、立て続けにブルックがかかってきます。いずれも20cm〜26cmの良いサイズです。 何の変哲もない流れの同じ沈み石の周りで、立て続けに4匹ヒット!! えーっと、どれが一番デカいブルックだったかなーぁ??? 釣れすぎて、どれがどれだかワケわかんないよーぉ。。。(いっぺん、こういうセリフを書いてみたかった…笑) そうこうしている間に、後から釣り下がってくる別のグループがあります。 う〜ん、困った。 釣れてるこの場所を動きたくないような気もするし、はやく先に行って流れの緩い場所でライズも探したいし。。。 でも、すんなりパスしていってくれそうな雰囲気。。。。と思ったら、私の後を通りすぎて行くヨソのオジサンが、立ち止まっている気配です。 なんか見られているようです。緊張します。 ここで1匹サカナが釣れてくれたら、振り向いてニヤッと笑ったろーぉ。。。と思いながら釣っていると、突然、「Astrumさん、釣れてたみたいだねーぇ。。。」と声をかけられました。 ドッキーン!! なんで私の名前を知ってるの・・・・? と思って振り返ってみたら、なぁーんだ。。。あだむすパパさんでしたーぁ。 どうやら皆さん、追いついて来られたようです。 目が悪くてアホな私、先日、ヨソのおじさんとmomoさんを間違ってしまった教訓から、今回は知っている人に見えても、おいそれと声をかけないように注意していたのですが、裏目に出てしまいました。(パパさん、ごめんちゃい。。。) それにしても、ウェイダー着てサングラスかけてるフライフィッシャーさんの中で、知り合いの人を探すのって、けっこう難しいものがあります。もし気軽に声をかけて、知り合いの人じゃなかったら非常にバツが悪いです。ヘンなヤツと思われます。(もともとヘンなヤツですから、仕方ないと言われればその通りなんですが。。。。) 橋のたもとに着いたら、お決まりの修学旅行の小学生の団体さんが来ています。 衆人環視の中、何事も無い素振りで釣りを続ける私。。。 心の中では「ここで釣れてくれーぇ。。。」と念じてたりします。でも、やっぱり木の枝を釣ってたりします。 そのうち見られるのが快感になってきて、釣れたサカナをそのまま泳がせておいて、修学旅行の団体が通りかかる頃合を見計らって、おもむろにサカナとのやり取りを始めるという姑息な手段で喝采を浴びようと考えた私。。。。通りかかった子供達の「あッ、釣れてる、釣れてる。。。すごーい!!」という声を背に、男の哀愁を漂わせ「フッ、釣れてしまったぜッ。」と、ニヒルな笑いを浮かべます・・・・と言う予定のハズだったんですが、ランディング目前で・・・・バレた。。。(泣) 小学生達が「がんばってくださーい。」と慰めてくれます。カッコわりーぃ。。。 そんな時には立て続けに不幸が襲います。魚の写真を撮ってリリースして次のキャストに移ろうとした時、ジャボンと音がしました。何気なく何の音だろう?と思って足元を見たら、黄色いケースに入った物体が水中を流れていきます。「ぎょえーぇ!! デジカメがーぁ。。。」 湯川からキャッチしたデジカメは、規定により、燃えないゴミとしてリリースすることになってしまうのでしょうか???(;_;) 午前中はニンフでのウキ釣りに徹して、な・な・な・なんと! 22匹の大漁\(^O^)/ これはもしかしたら、男体山大噴火の前兆なのかも・・・・・。 ←こんな流れの沈み石の周辺には、必ずサカナが着いていました。 Oyaji Memberの皆さんとの昼食をはさんで、ドライを試して3.5匹をゲット!! 0.5匹は、慣れないリバーガイドのmomoちゃんのネットに入ったはずなのに、魚が行方不明になったんで・・・・・・。 召使いmomoがネットを差し出してランディングする・・・・の図⇒⇒ 結局、ニンフに戻って、午後は15匹の釣果。。。 トータルで、3目37匹というフライフィッシング始まって以来の画期的成果です。 昨年釣った5匹と合わせたら、42匹です。 これで「湯川のブルックって、けっこう釣れるのーぉ?」と訊かれたら、「オレは、平均20匹は釣ってるよッ!!」と胸を張って答えられます。(・_・;)? えッ? 3目と違うじゃないかって??? じ、じ、実は、言いたくはないのですが、釣れてしまったんです。 29匹目に・・・・・アレ。。。。 先にお帰りになった「たつとさん」「Lazyばむさん」「愚鱒さん」「あだむすパパさん」のOyaji Memberの皆さんと、同行のmomoさんは、一様にドライオンリーの正統派スタイルの釣りで20匹以上の釣果を上げられたご様子です。 さすが・・・・・!!(p^-^)p 釣りを終えて、湯元温泉で疲れを癒して帰路についたmomoさんと私。 帰りの車の中には、ブルックトラウトの引き味を堪能した充足感とともに、「丸美屋のふりかけ」の朱色と黄色に彩られたホンワカした空気が漂っていたのでした。
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